東京理科大学工学部建築学科校友会

おもしろ建築物紹介 その4「世界最大木造コンサートホール」

1974年卒 飯山道久

山形県南陽市文化会館、延べ面積約5,900㎡・最高高さ25m弱、これが全て木造1時間耐火建築物です。

(一社)日本木造住宅産業協会取得のメンブレン型木造耐火構造大臣認定と(株)シェルター取得の燃え止まり層(強化せっこうボード4層)を持つ同大臣認定を組合せて設計されています。工事中の2014年8月22日に公布・施行された1時間耐火間仕切壁の告示例示仕様も一部に用いられています。木材は南陽市のスギをできる限りたくさん用いるようにし、構造材積は計画時で3,500㎥(丸太伐採量8,750㎥)とのことでした。

2015年4月に竣工し、5月(開館前)に小ホールで成人式、10月に大ホールもコンサートホールとして供用開始され、その大ホール(県民会館より大きくしない要請で客席数1,403)が2015年末に「世界最大の木造コンサートホール」としてギネス記録に認定されています。大ホールは構造スパン28m程で、屋根は木造の立体トラス梁で支持されています。舞台の大きさはW21.4m×D14m×H10mで宝塚歌劇の公演も催されました。2017年4月からネーミング・ライツで「シェルターなんようホール」という愛称が使われだしています。

山形新幹線赤湯駅の北1.1km程、赤湯駅からフラワー長井線(1・2・3月にワイン列車もあり)で1駅の南陽市役所駅のすぐ近くです。(写真撮影日:2014.11.7・2015.8.27)

<google地図参照> https://www.google.co.jp/maps/@38.0543639,140.1480296,193m/data=!3m1!1e3

木造とは思えない大規模現場

燃え止まり層を持つ柱

木造らしい内装

小ホール(400㎡収容人数500人)

大ホール(客席数1,403席)

「静けさと響きがよい音響空間」とのことです